あなたが飼っている猫は猫ノミ大丈夫でしょうか?
今回は、猫の体に住みついている猫ノミについて解説をさせて頂きます。
Contents
猫ノミの特徴
猫ノミの成長と寿命
猫ノミは、猫の体に寄生をするノミの事を言います。
猫ノミは、大人になると寄生先になる猫を探して猫の体に卵を産み付けます。
1回に卵の数は大体15個位産みます。
ノミは、2カ月程度の寿命ですが、生涯のうちに数千匹の卵を産みます。
ノミは卵から4、5日で孵化をします。
ノミは成長するまで土の中で生活をして、成長すると寄生する猫を探します。
猫ノミは、この行動を繰り返します。
猫ノミは、ゴキブリと同じくらいの繁殖力があるので、猫の体に1匹でもいたら約数百匹はいると言われています。
猫ノミの繁殖時期
猫ノミは、基本的には全ての季節で生息をしています。
猫ノミが好む気温は、20度前後~30度前後が最も繁殖が活発になりますので、室内で飼われている猫は、この猫ノミが好む気温にいるので、注意をして下さい。
猫が猫ノミでかかる病気
ノミアレルギー性皮膚炎
猫ノミの唾液で猫がアレルギー反応を起こして体に強烈な痒みがでてきて、猫が体を必要以上に掻くので傷や脱毛してしまいます。
貧血
猫ノミが血を吸う量は少ないですが、大量の猫ノミがいたら大量の血を吸うので猫は、貧血になってしまう事もあります。
寄生虫症(サナダムシ)
サナダムシの卵を猫ノミが食べる事があります。
猫が毛づくろいをしている時に、この猫ノミが口に入ってしまうと、サナダムシが猫の体内で成長をして猫の体調が悪くなってしまい、下痢や嘔吐等の症状が出てしまう事もあります。
人間が猫ノミでかかる病気
猫ひっかき病
人間にも猫ノミで病気が感染をする事があります。
猫に引っ掻かれると傷口から細菌が入り込んで、化膿をしてしまいます。
猫ひっかき病にかかると、リンパが腫れたり発熱、頭痛等の症状が出てきます。
重度の場合には、麻痺等が残ってしまう場合もありますので、猫の爪は頻繁にチェックをして伸びていたら切る様にしておいた方がよいでしょう。
猫ノミに噛まれる(刺される)
人間が猫ノミに噛まれると、激しい激痛になって痒くなり掻く事で水膨れになってしまいます。
猫ノミに噛まれる原因として、猫の体に寄生している猫ノミが卵を産んで、卵から孵化した猫ノミが成長をして、新しく寄生をする猫を探している時に人間の足から登ってきて血を吸う事で刺されるのが原因です。
猫ノミ対策
猫ノミの見つけ方
猫ノミ自体2mmから3mm程度の大きさなので肉眼で見つける事は可能です。虫眼鏡などで見る事ともっと見つけやすいですが、猫ノミは毛に隠れたり動き回るので探す事が難しいです。
猫ノミが寄生をしているかどうかを見分けるのには、猫ノミの糞があるかどうかで寄生をしているかを見分ける事が出来ます。
猫ノミの糞は、黒い糞をしますので黒い糞の塊が猫の体にあった場合は、猫ノミに寄生をされている証拠になります。
猫ノミの取り方
猫ノミの取り方は何個かあります。
猫用のノミ取り用のクシ(目の細かいクシ)で猫の被毛をブラッシングをします。
ブラッシングが終わったらブラシに付いた猫ノミを洗い流す為にぬるま湯で、必ずクシは洗い流して下さい。
この方法は、ノミは動き回るので完全にノミを除去する事は出来ません。
猫の体にある黒いブツブツした物を濡れたタオルなどで拭いて取ってあげる方法。
濡れたタオルで拭いてあげる事で、猫ノミは多少除去する事が出来ます。
拭いたタオル等は、熱湯で洗濯をしてペット専用のタオルにして下さい。
この方法は、ノミが動き回るので完全にノミを除去する事は出来ません。
ノミ用のシャンプーで猫を洗ってあげる方法。
この方法は、ノミを仮死状態にする事は出来ますが、時間がたつことで再度生き残ったノミが復活をしてまた動き回りますので、シャンプーをしてもノミ除去にはあまり効果が無いと思われます。
動物病院で投薬をる方法
動物病院でスポイトで薬剤を猫の首あたりに垂らして、24時間で薬剤の効果は出てきます。
薬剤の持続期間が、約1カ月程度です。
動物病院代は、相場で1,500円程度です。
まとめ
今回は、猫ノミについてご紹介をさせて頂きましたが、実際は猫ノミを完全に駆除をする事が出来ませんので、猫ノミが繁殖をしない環境作りをしてあげる事が大切です。
部屋の中を衛生的にする事で、猫ダニの繁殖が軽減されますのでソファーや絨毯等は念入りに掃除機をかける事をおススメします。
大切な猫を猫ダニから守ってあげる事は、飼い主さんにとって重要な事なので、猫ダニから猫を守ってあげて下さい。