今回は、猫の仕草からわかる猫の本音を解説させて頂きます。
ご自宅で飼われている猫も同じ仕草をしているかを観察して見てはいかがでしょうか?
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猫の仕草
おしりを振る
この仕草は、主に猫が姿勢を低くして、獲物に飛びかかる前にタイミングを計る時にします。飼い猫の場合は、飼い主さんと玩具で遊んでいる時に玩具に目がけてくる前にしてくる事が多いです。
猫や他の動物と一緒に飼っている時にもじゃれて飛びつく前にする仕草になります。
この仕草は、おしりを振っているのではなくて、獲物を一発で捕獲する為にジャンプをする際の角度や距離を後ろ足で調整をしている為、おしりを振っている様に飼い主さんには、見えてしまうそうです。
この仕草は、家庭で飼われている猫だと丸見えの行動ですが、実際に草むら等でしている場合は、気が付かない事が多いです。
家庭猫の場合は、この仕草をしている時に猫の先祖が元々ハンターだったので、ハンターのつもりになってしまいます。
あくびをする
猫があくびをするのには二つの意味があります。
一つ目は、人間と同じ様に眠いと言う意味で、見分け方としては、あくびをした時に目をつぶっていたら、眠いと言う意味になります。
二つ目は、猫が緊張をしたりストレスを感じている時に、あくびをします。
この時目は、つぶらないで開けてあくびをします。
実際に目を開けてあくびはいつするのかと言いますと、飼い主さんが猫を怒ったりした時に目を開けてあくびをします。決して飼い主さんに喧嘩を売っている行為では無くて、猫には、緊迫したこの時間が、ストレスになってしまいます。
猫は、他の行動をする事によって気持ちの整理をしようとします。
この行為は人間でも同じ事をします人間は、困った事や考え事をした時に頭をかいたりして気持ちを落ち着かせたりする事がありますが、この仕草も猫があくびをするのと同じ事になります。
この仕草を<転移行動>と言われています。
猫が転移行動をしているのは、あくび以外にも鼻の頭を舐めたり、前足や体の一部だけをけづくろいをするのも転移行動をしている最中になります。
ご自宅で飼われている猫を怒るタイミングがあった場合に観察をして見て下さい。多くの猫は、転移行動をしますので。
伸びをする
睡眠から目が覚めた猫が、おおきなあくびをしながら、おしりを上に上げながら前足を前に出して気持ちよく伸びます。
睡眠の最中は、猫は呼吸数が減るので、酸素欠乏状態になってしまいますので、あくびをする事で脳に酸素を取り込む事で脳を活性化させます。
伸びながらあくびをする事で、体内の血液の流れを良くして、筋肉を緊張させます。
人間も睡眠から目が覚めると、ストレッチをするのと同じ行動になります。
猫の関節は、ゴムの様に伸びる為、背骨を曲げる事が出来ます。全ての背骨を伸ばすと猫の体長が通常の体長よりも2~3倍に長く伸びます。
首をかしげる
人間も首をかしげる行為をする事がありますが、猫も首をかしげる事があります。
基本的に人間も猫も首をかしげるのは、同じ意味で首をかしげます。
ただ猫は、考え事をして首をかしげるのではなくて、興味をひいた物を良く見る為に首をかしげます。
猫は、動体視力に優れていますが、視力は、人間の10分の1程度しか見る事が出来ません。多少距離の離れた物や止まって動かない物を目で見る事は苦手です。
猫が物をよく見る為に顔の角度を変えて確認をしているのと、音がよく聞こえる様に角度を変えている行動になります。
まとめ
猫も人間と同じ仕草をしますが、人間とは違う意味になってしまう事があります。
猫がしている仕草を飼い主さんが、人間と同じ意味だと間違った意味で理解をしてしまうと、猫にとって大迷惑に感じて、ストレスの原因になってしまう可能性がありますので、きちんと理解をしてあげる事が大事になってきます。