今回ご紹介をさせて頂くのが、猫の歴史について詳しくご紹介をさせて頂きます。
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猫の歴史
最古の猫種
約6500万年前に肉食類の哺乳類が現れました。
その中にネコ科動物のミアキスが誕生しました。
ミアキスは、イヌ科・ネコ科・クマ科等の多くの肉食動物の祖先と言われています。
体型は、20㎝~30㎝程度の胴長です。
生息地域は、木登りが得意なので、森や林等の木が密集している場所でした。
約2000万年前に現在の猫の特徴がある肉食獣が誕生しました。
特徴は、足指で歩いたり、鋭い犬歯犬歯等を持ち揃えてい肉食獣でした。
この肉食獣は、北アメリカやヨーロッパに生息をしていました。
また、この肉食獣は猫の先祖だけでは無く剣歯虎類の先祖でもあります。
約1200万年前にヨーロッパに生息している、ヨーロッパ猫の先祖だと言われている(フェリス・ルネンシス)が生息していました。
約300万年前に人類最初のアウストラロピテクスが誕生しました。
その後約20万年前にアフリカで、現在の人間の祖先(ホモ・サピエンス)が誕生したのと同じ時期にネコ科も大型猫(パンサー属)・小型猫(フェリス属)・チーター(アキノニクス属)の3つに分裂しました。
2万年前~1万年前に人間の近々の祖先とされている、クロマニヨン人が誕生すると犬や猫が、クロマニヨン人に近づいて行ったとされています。
猫の歴史まとめ
年代 | 出来事 |
6500万年前 | ミアキスが誕生 |
2000万年前 | 肉食獣(シューダエルルス属)が誕生 |
1200万年前 | ヨーロッパヤマネコの先祖(フェリス・ルネンシス)が誕生 |
20万年前 | 猫科が分裂(大型・小型・チーター)3種属に分裂 |
猫の進化
現在の猫の先祖
現在の家庭猫のほとんどが、イエネコと言われている猫が主な猫になります。
イエネコはリビアヤマネコが先祖だと言われています。
現在でも、リビアヤマネコは、名前をリビアネコと呼ばれてアフリカで生息はしています。
イエネコの歴史
イエネコの先祖は、リビアヤマネコで(北アフリカ・地中海沿岸・インド等)広範囲で生息がされていました。
リビアヤマネコを紀元前2000年頃には、今の家庭で飼われている猫の様に飼いならして、出来たのがイエネコだとされています。
リビアヤマネコの歴史
リビアヤマネコは、紀元前約6000年頃、アフリカ北東部を流れるナイル川上流域で、狩猟生活をしていた原住民に飼育されていました。
最初は、鳥や小動物の狩りをしていました。その後、イエネコへ進化を遂げていきました。
リビアヤマネコの特徴
リビアヤマネコの体重は、4.5㎏~8㎏。毛色は、茶褐色。
リビアヤマネコは、遺伝的には純粋種です。
生息場所は、乾いた草原に生息していて、主に行動をするのは夜の為夜行性の猫です。
小さい頃から、リビアヤマネコを飼育をすると人間に懐くと言われています。
日本猫の歴史
日本猫の発祥
538年に、日本猫は仏教が伝来したとされています。
遣隋使や遣唐使の派遣によって色々な物資が、次々と日本に伝来されました。
この伝来の際に物資と一緒に猫が乗船をしていました。
この猫達は、船内に居るネズミ退治の為に乗船をしていました。
この猫達が、今の日本猫の先祖だと言われています。
日本の最古の猫の記録が詳しく記述されていた書物が、平安時代に書かれていた書物の中に
宇多天皇の日記がありその日記の中で、大宰府から献上された(墨の様に真っ黒な唐猫)の様子が詳しく書かれています。
この宇多天皇の日記以降は、(枕草子)・(源氏物語)・(更科日記)等にも猫が登場してきます。
この書物等から日本猫の歴史は、今から1400年前に大陸から海を渡って来た、(唐猫)が先祖だと言われています。
この唐猫が、貴族の間で飼育される様になったのが日本の歴史の最初だと言われています。
まとめ
日本に居る飼われている猫のほとんどが、飼い主さんに甘やかされて飼育をされています。
猫の先祖達は、船に乗船をしてネズミ狩りをしていましたが、現在飼育されている猫達は、ネズミを狩る事も無く平穏な毎日を過ごしています。
猫の登場してくる書物等から猫の歴史は人間より歴史がある事がわかります。