今回、ご紹介をさせて頂きますのが、猫語を理解をして猫の気分や感情を読み取れる様に解説をしていきます。
Contents
猫語
猫語の基礎
猫語は基本的に2種類に分類をされます。
母猫を呼ぶ鳴き声
母猫を呼ぶ時の鳴き声は、基本的にはその猫の家族にしか意味が分からない様になっています(家族のみの猫語)。なので他の猫には、その鳴き声の意味を理解する事が出来ません。
実際に遠くに母猫がいても自分の子供の鳴き声をきちんと理解をして子供の元に駆け寄ってきます。
危険を察知して知らせる鳴き声
この鳴き声は、危険を察知して家族に知らせる鳴き声です。
こちらの鳴き声は、家族以外の猫にも共通する猫語なので、この鳴き声を聞くと周りにいる家族以外の猫も逃げ出します。
猫語は理解しやすい
猫が、飼い主さんに気持ちを伝える為に使われている猫語は、この2つに分けられます。
子猫時代に母猫に守れていて安心していた気持ちを思い出したり、何かしらの危険を感じて恐怖心を覚える等の2種類に分類されます。人間みたいな複雑な気持ちを猫は、していないので、基本的に猫の気持ちはシンプルなので、猫語は理解しやすいです。
猫の感情
猫の感情は、(安全・危険)の2つのどちらかになります。
安全と感じた場合は喜んで、危険と感じた場合は怯えます。
飼い主さんと一緒に過ごしていたら安全と判断をして安心をします。逆に全く知らない人が、近くに来ると安全かどうかが判断がつかないので危険と判断をしてしまいます。
猫にとっては、安全か危険か以外の事はあまり重要視をしません。なので、人間の様な複雑に物事を考える感情はありません。
人間は、好きではない相手でも気を使って接する事や、嫉妬をしたり等の複雑な感情をしていますが、猫にはその様な感情を持っていませんので、人間の様な感覚で接したりする事は大きな間違いになります。
猫の気分
ご自宅で飼われている猫の気分がわからなくなる事が、ある飼い主さんもいるかと思いますが、その理由としては、猫には4個の気分があるので理解が難しいとされております。
例えば、甘えていた猫が急に噛んできた等の経験をされた飼い主さんがいるかと思いますが、それは猫の気分の変化が理由になります。
猫の気分には色々な気分がありますので、ご紹介をさせて頂きます。
子猫気分(子猫モード)
子猫の気分になった場合は、飼い主さんを母猫に見立てて子猫の様に甘えてきます。
野生の猫には、この様な気分はありませんが、飼い猫の場合には、成猫になっても子猫の気持ちが残っていますので、鳴いたりよく遊んだりします。
親猫気分(親猫モード)
親猫気分には、何かのきっかけでなる事があります。
猫が親猫になったつもりになって、飼い主さんや年下の猫に狩りの仕方や自分の餌を分け与えたりします。
例えば、室内のみで飼っている猫の場合は動く玩具等を飼い主さんの前に咥えて持って来たりする時は、狩りの仕方を飼い主さんに教えている行動になります。
飼い猫気分(飼い猫モード)
猫が布団の上等でお腹を見せて寝たりしている時は、安心をしている時の姿です。
このお腹を出して寝る行為は、家庭で飼われている猫の独特の行動で、周りに敵がいて危険を警戒して生活をしている野生の猫では決して見る事の無い姿です。
家庭で飼われている猫でも元々野良猫だった猫は、警戒心が強い為、飼い猫気分になるまで、時間が掛かる場合があります。
野生猫気分(野生モード)
ご家庭で飼われている猫が突然家の中を走り出したり、飛びついてきたりする事があると思いますが、この場合は猫本来の野生の部分が出て来て、興奮状態になってハンターモードになったり、また飼い主さんと喧嘩遊びがしたくて飼い主さんを噛んで来たりします。
この事を踏まえて家庭でのんびり飼われていても、猫本来の野生心は残っている証拠になります。
鳴き声の種類と意味
ニャー・ニャオ
この鳴き声は、高音や低音等の鳴き声は様々ですが、基本的には意味は同じで猫が、母猫を呼ぶ時の鳴き方です。
野生の猫は、成猫になるとこの鳴き声をする事はありませんが、飼い猫の場合は、飼い主さんに甘える時やご飯が欲しい時や遊んで欲しい時にこの鳴き声を出します。
この声を出して鳴いている場所によって意味が違いますので、注意をしてあげる事が大切です。
ゴロゴロ
この鳴き声は、猫が安心感や満足感を伝える為に鳴きます。
子猫の時は、母猫のお乳を飲んでいる時にゴロゴロ音を出してこの鳴き声を母猫が聞くと無事に育っていると安心します。
飼い猫が、大人になってからも飼い主さんの膝の上や側に居る時に喉を鳴らすのは、子猫の時と同じで猫が満足している証拠です。
注意をして欲しいのが、ゴロゴロ鳴らすのは、満足をしている時だけではなくて、具合が悪い時でも鳴らしますので良く観察をしてみて下さい。
何処でこのゴロゴロ喉を鳴らしているのかは、今だにメカニズムがわかっていませんが、近年になってから有力な説があります。猫の喉にある声帯の外側にある仮声帯が、ふるえて音が出てると言われていますが、解明はまだされていません。
ニャッ
この鳴き方は、人間と生活をしている中で、飼い主さんの気を引く為に挨拶を言葉でする習慣が出来たと言われています。猫を複数飼っているとこの鳴き方で猫同士の挨拶をする事も有ります。
またこの鳴き声は、飼い猫ならではの鳴き方になります。野生の猫ではこの鳴き方はしません。
けけけけ・かかかか
この鳴き方を聞いた事があると思いますが、この鳴き方をする時は、たいてい窓の近くでする事が多いと言われています。
猫がこの鳴き方をしている時は、大体一点を見つめて鳴く事が多いですが、見ている先は外で飛んでいる鳥や虫等を見ているはずです。
なぜ、この鳴き方をするかと言うと鳥などを獲物として捕まえたいのですが、捕まえる事が出来なくて、葛藤をして自然と出てくる鳴き声なのです。
クルクルー
この鳴き方も、自然に出てくる鳴き方になります。
猫が、何かの行動をしてその行動が失敗した時に、失敗をごまかす為に鳴きます。
ナオーン
この鳴き方は、年に数回鳴きます。
発情期になるとなく鳴き方で、大きい声で鳴きます。
ミャーオー
この鳴き方は、猫同士の喧嘩の前に鳴く鳴き方で、相手を威嚇する鳴き方です。
猫は、基本的に喧嘩をあまり好まない種族なので、喧嘩の体勢になった時にボディーランゲージとこの鳴き方で相手を威嚇します。それでもお互いに引かないと喧嘩になってしまいます。
シャーッ
この鳴き方は、威嚇の一種で(近づくな)と警告をしている鳴き方です。
子猫でもこの鳴き方をしますので、本能的な行動だと言われています。
また、飼い主さんに対してこの鳴き方をした場合は、飼い主さんにしつこくされた時に、辞めて欲しくて鳴いたりしますが、本気で怒っている訳では、無いので攻撃態勢に入る事は、ありません。
ギャアア
この鳴き方は、痛い時に大きな声で鳴きます。
他にこの鳴き方をするのは、お風呂や動物病院で無理やり押さえられたりすると辞めて欲しくてこの声で鳴く事もあります。
無音
この鳴き方は、子猫が母猫に鳴いて知らせる為に超音波で鳴く為、飼い主さんには聞こえない声で鳴きます。
大人の猫になってからもこの鳴き方を飼い主さんにするのは、飼い主さんを母猫と思って甘えている証拠です。
まとめ
猫の感情は、人間と違い複雑に物事を考えていないので、理解をしやすいですが、人間の感覚で物事を判断してしまうと、誤った解釈をしてしまう事があるので注意をしなければいけません。
猫の鳴き方を理解すると、ある程度猫が考えている事や思っている事がわかりますので、猫を良く観察をしていると今が何の気分になっているのか観察してみてはいかがでしょうか?